03 · アクション一覧とレシピ

アクション一覧とレシピ

アクションは7種類あります。種類ごとに設定する項目と動作を説明し、設定画面にそのまま写して使える例を載せます。マッチ条件とテンプレートの書きかたはルールの作り方を見てください。

アクション動作マッチ条件とテンプレート
URLを開く組み立てた URL を既定のブラウザで開く両方書く
Web検索Google で検索する両方書く
コピークリップボードにコピーする両方書く
コマンド実行zsh コマンドを実行する両方書く
翻訳端末内で翻訳するマッチ条件と言語ペア
総置換文中の一致箇所をすべて展開した全文を作るなし
画像を貼り付けクリップボードの画像を控えておくなし

URLを開く

マッチした文字列を差し込んだ URL を、既定のブラウザで開きます。

Jira のチケット番号からチケットを開く

既定のルールとして最初から入っています。ドメインが仮の値なので、自分の Jira のドメインに書き換えてください。

種類
URLを開く
マッチ条件
[A-Z]{2,10}-\d+
大文字小文字を無視
オフ
開く URL
https://your-domain.atlassian.net/browse/$0

WT-3434 を選択すると https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-3434 が開きます。大文字小文字を無視をオフにしておくと、文章中の ab-12 のような小文字の並びには反応しません。

GitHub の owner/repo#123 から Issue や PR を開く

3つのグループに分けて取り出し、URL の別々の場所に差し込む例です。GitHub は Issue の URL で PR も開けます。

種類
URLを開く
マッチ条件
([\w.-]+)/([\w.-]+)#(\d+)
大文字小文字を無視
オフ
開く URL
https://github.com/$1/$2/issues/$3

anthropics/claude-code#42 を選択すると https://github.com/anthropics/claude-code/issues/42 が開きます。

注文番号から管理画面を開く。名前付きグループの例

グループを番号ではなく名前で差し込みます。グループが増えても番号を数え直す必要がありません。

種類
URLを開く
マッチ条件
ORD-(?<order>\d{6,})
大文字小文字を無視
オフ
開く URL
https://admin.example.com/orders/${order}

ORD-104822 を選択すると https://admin.example.com/orders/104822 が開きます。ORD- はマッチ条件に含まれますが、URL には入りません。

選択した語句を社内の検索にかける

マッチ条件を空欄にすると、何を選択しても候補に出ます。クエリに載せるので URL エンコードをオンにします。

種類
URLを開く
マッチ条件
空欄
開く URL
https://wiki.example.com/search?q=$0
差し込む値を URL エンコードする
オン

日本語や空白を含む語句を選択しても、エンコードされた状態で検索結果が開きます。

Google で検索します。テンプレートには URL ではなく検索する語句を書きます。$0 だけなら、選択したテキストをそのまま検索します。検索語は自動でエンコードされます。

Google 以外の検索エンジンを使いたいときは、URLを開くでその検索 URL を書いてください。

公式ドキュメントの中だけで検索する

検索演算子を前に置いて、調べる範囲を絞る例です。

種類
Web検索
マッチ条件
空欄
検索する語句
site:developer.apple.com $0

NSPasteboard を選択すると、site:developer.apple.com NSPasteboard で検索します。

コピー

マッチした文字列か、テンプレートで組み立てた文字列をクリップボードにコピーします。テンプレートを空欄にすると、マッチした箇所の全体をそのままコピーします。

ピン留めしている間は、コピーではなく今のカーソル位置への貼り付けになります。

URL からドメインだけを取り出してコピーする

選択した全体ではなく、一部だけが欲しいときの形です。

種類
コピー
マッチ条件
https?://([^/\s]+)
コピーする文字列
$1

https://pluck-now.com/jp/guide/ を選択すると pluck-now.com がコピーされます。

コマンド実行

テンプレートに書いた文字列を zsh のコマンドとして実行します。選択したテキストは $0 などで差し込めます。実行結果はパネルには表示されません。

コマンドはあなた自身の権限で動きます。ターミナルで打てることは何でもできます。出どころの分からないルールやコマンドを設定しないでください。

差し込まれる値はエスケープされず、そのままコマンドの一部になります。選択したテキストに空白や記号が入りうる場合は、テンプレートの中で "$0" のように引用符で囲んでください。マッチ条件で使える文字を絞っておくと、さらに安全です。

選択したパスを Finder で表示する

ログやチャットに貼られたファイルのパスを、Finder で開く例です。

種類
コマンド実行
マッチ条件
(?:~|/)(?:[\w.-]+/)+[\w.-]+
実行するコマンド
open -R "$0"

/Users/you/project/README.md を選択すると、Finder がそのファイルを選択した状態で開きます。マッチ条件はスラッシュ区切りが2段以上で空白を含まないものだけに反応するので、文章中の and/or のような並びには反応しません。

翻訳

選択したテキストがどちらの言語かを判定し、設定した言語ペアのもう一方へ翻訳します。言語1を日本語、言語2を英語にしておくと、英文を選択すれば日本語訳が、和文を選択すれば英訳が出ます。方向を切り替える操作はありません。

翻訳は macOS の翻訳機能を使って Mac の中で行われ、テキストが外部のサーバーへ送られることはありません。ある言語ペアを初めて使うときは、macOS が言語データをダウンロードすることがあります。その場合はパネルにダウンロードのボタンが出ます。対応していない言語ペアを選んだ場合も、パネルにその旨が出ます。

英文を選択したときだけ翻訳の候補を出す

既定の翻訳ルールはマッチ条件が空欄で、何を選択しても候補に出ます。日本語の文書を読んでいるときにも毎回翻訳が並ぶのが邪魔なら、マッチ条件で絞ります。

種類
翻訳
マッチ条件
[A-Za-z][A-Za-z ,.'"()-]{20,}
言語1
日本語
言語2
英語

英字と記号だけで21文字以上続く部分があるときだけ、翻訳の候補が出ます。

総置換

選択したテキスト全体の中から、URLを開くのルールに一致する箇所をすべて探し、それぞれを展開した URL に置き換えた全文を作ります。文章の形を保ったまま、埋まっている番号だけを URL に変えるときに使います。

選択したテキスト
  WT-1 と WT-2 の対応をお願いします

総置換の結果
  https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-1 と
  https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-2 の対応をお願いします

総置換はマッチ条件もテンプレートも持たず、変えられるのは名前、アイコン、有効か無効かだけです。置換に使う条件と URL は、URLを開くのルールから取ります。URLを開くのルールを増やせば、総置換の対象も増えます。

パネルでの操作は他の候補と少し違います。

議事録のチケット番号をまとめて URL にする

総置換そのものに設定はありません。上の Jira のルールが有効なら、そのまま使えます。

用意するもの
URLを開くのルールを1つ。マッチ条件 [A-Z]{2,10}-\d+、開く URL https://your-domain.atlassian.net/browse/$0
総置換
有効のまま

「WT-1234 と WT-5678 を今週中に」という行を選択すると、両方が URL に置き換わった全文が候補に出ます。⌃+番号で、選択していた行がその全文に置き換わります。

画像を貼り付け

スクリーンショットを撮ったとき、またはブラウザなどで画像をコピーしたときに、サムネイル付きの候補を1つ出します。テキストには反応しません。

設定画面では、このルールは「画像に反応するルール」の節に、画像のタグ付きで表示されます。