| アクション | 動作 | マッチ条件とテンプレート |
|---|---|---|
| URLを開く | 組み立てた URL を既定のブラウザで開く | 両方書く |
| Web検索 | Google で検索する | 両方書く |
| コピー | クリップボードにコピーする | 両方書く |
| コマンド実行 | zsh コマンドを実行する | 両方書く |
| 翻訳 | 端末内で翻訳する | マッチ条件と言語ペア |
| 総置換 | 文中の一致箇所をすべて展開した全文を作る | なし |
| 画像を貼り付け | クリップボードの画像を控えておく | なし |
URLを開く
マッチした文字列を差し込んだ URL を、既定のブラウザで開きます。
- 開く URL は
https:やmailto:のようなスキームから始めます。テンプレートが$0だけの場合は、選択したテキストそのものが URL とみなされます。 - 選択したテキストを URL のクエリに載せるときは、「差し込む値を URL エンコードする」をオンにします。空白、
&、日本語が入っても URL が壊れません。チケット番号のように英数字だけをパスに入れるならオフのままで構いません。
Jira のチケット番号からチケットを開く
既定のルールとして最初から入っています。ドメインが仮の値なので、自分の Jira のドメインに書き換えてください。
- 種類
- URLを開く
- マッチ条件
[A-Z]{2,10}-\d+- 大文字小文字を無視
- オフ
- 開く URL
https://your-domain.atlassian.net/browse/$0
WT-3434 を選択すると https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-3434 が開きます。大文字小文字を無視をオフにしておくと、文章中の ab-12 のような小文字の並びには反応しません。
GitHub の owner/repo#123 から Issue や PR を開く
3つのグループに分けて取り出し、URL の別々の場所に差し込む例です。GitHub は Issue の URL で PR も開けます。
- 種類
- URLを開く
- マッチ条件
([\w.-]+)/([\w.-]+)#(\d+)- 大文字小文字を無視
- オフ
- 開く URL
https://github.com/$1/$2/issues/$3
anthropics/claude-code#42 を選択すると https://github.com/anthropics/claude-code/issues/42 が開きます。
注文番号から管理画面を開く。名前付きグループの例
グループを番号ではなく名前で差し込みます。グループが増えても番号を数え直す必要がありません。
- 種類
- URLを開く
- マッチ条件
ORD-(?<order>\d{6,})- 大文字小文字を無視
- オフ
- 開く URL
https://admin.example.com/orders/${order}
ORD-104822 を選択すると https://admin.example.com/orders/104822 が開きます。ORD- はマッチ条件に含まれますが、URL には入りません。
選択した語句を社内の検索にかける
マッチ条件を空欄にすると、何を選択しても候補に出ます。クエリに載せるので URL エンコードをオンにします。
- 種類
- URLを開く
- マッチ条件
- 空欄
- 開く URL
https://wiki.example.com/search?q=$0- 差し込む値を URL エンコードする
- オン
日本語や空白を含む語句を選択しても、エンコードされた状態で検索結果が開きます。
Web検索
Google で検索します。テンプレートには URL ではなく検索する語句を書きます。$0 だけなら、選択したテキストをそのまま検索します。検索語は自動でエンコードされます。
Google 以外の検索エンジンを使いたいときは、URLを開くでその検索 URL を書いてください。
公式ドキュメントの中だけで検索する
検索演算子を前に置いて、調べる範囲を絞る例です。
- 種類
- Web検索
- マッチ条件
- 空欄
- 検索する語句
site:developer.apple.com $0
NSPasteboard を選択すると、site:developer.apple.com NSPasteboard で検索します。
コピー
マッチした文字列か、テンプレートで組み立てた文字列をクリップボードにコピーします。テンプレートを空欄にすると、マッチした箇所の全体をそのままコピーします。
ピン留めしている間は、コピーではなく今のカーソル位置への貼り付けになります。
URL からドメインだけを取り出してコピーする
選択した全体ではなく、一部だけが欲しいときの形です。
- 種類
- コピー
- マッチ条件
https?://([^/\s]+)- コピーする文字列
$1
https://pluck-now.com/jp/guide/ を選択すると pluck-now.com がコピーされます。
コマンド実行
テンプレートに書いた文字列を zsh のコマンドとして実行します。選択したテキストは $0 などで差し込めます。実行結果はパネルには表示されません。
コマンドはあなた自身の権限で動きます。ターミナルで打てることは何でもできます。出どころの分からないルールやコマンドを設定しないでください。
差し込まれる値はエスケープされず、そのままコマンドの一部になります。選択したテキストに空白や記号が入りうる場合は、テンプレートの中で "$0" のように引用符で囲んでください。マッチ条件で使える文字を絞っておくと、さらに安全です。
選択したパスを Finder で表示する
ログやチャットに貼られたファイルのパスを、Finder で開く例です。
- 種類
- コマンド実行
- マッチ条件
(?:~|/)(?:[\w.-]+/)+[\w.-]+- 実行するコマンド
open -R "$0"
/Users/you/project/README.md を選択すると、Finder がそのファイルを選択した状態で開きます。マッチ条件はスラッシュ区切りが2段以上で空白を含まないものだけに反応するので、文章中の and/or のような並びには反応しません。
翻訳
選択したテキストがどちらの言語かを判定し、設定した言語ペアのもう一方へ翻訳します。言語1を日本語、言語2を英語にしておくと、英文を選択すれば日本語訳が、和文を選択すれば英訳が出ます。方向を切り替える操作はありません。
翻訳は macOS の翻訳機能を使って Mac の中で行われ、テキストが外部のサーバーへ送られることはありません。ある言語ペアを初めて使うときは、macOS が言語データをダウンロードすることがあります。その場合はパネルにダウンロードのボタンが出ます。対応していない言語ペアを選んだ場合も、パネルにその旨が出ます。
- テンプレートはありません。マッチ条件が空欄なら選択したテキスト全体を、マッチ条件があればマッチした箇所を翻訳します。
- パネルには原文と訳文が並びます。長い場合は枠の中でスクロールします。
- ⌃+番号を押すと、訳文をクリップボードにコピーします。ピン留め中は今のカーソル位置に貼り付けます。
- 訳文が4,000文字を超える場合は、訳文の代わりにその旨が出ます。
英文を選択したときだけ翻訳の候補を出す
既定の翻訳ルールはマッチ条件が空欄で、何を選択しても候補に出ます。日本語の文書を読んでいるときにも毎回翻訳が並ぶのが邪魔なら、マッチ条件で絞ります。
- 種類
- 翻訳
- マッチ条件
[A-Za-z][A-Za-z ,.'"()-]{20,}- 言語1
- 日本語
- 言語2
- 英語
英字と記号だけで21文字以上続く部分があるときだけ、翻訳の候補が出ます。
総置換
選択したテキスト全体の中から、URLを開くのルールに一致する箇所をすべて探し、それぞれを展開した URL に置き換えた全文を作ります。文章の形を保ったまま、埋まっている番号だけを URL に変えるときに使います。
選択したテキスト
WT-1 と WT-2 の対応をお願いします
総置換の結果
https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-1 と
https://your-domain.atlassian.net/browse/WT-2 の対応をお願いします
総置換はマッチ条件もテンプレートも持たず、変えられるのは名前、アイコン、有効か無効かだけです。置換に使う条件と URL は、URLを開くのルールから取ります。URLを開くのルールを増やせば、総置換の対象も増えます。
- 使われるのは URLを開くのルールだけです。コピーやコマンド実行のテンプレートは使いません。
- マッチ条件が空欄のルールは使いません。使うと文章全体が1つの URL に置き換わってしまうためです。
- 置き換える範囲が重なったときは、一覧で上にあるルールが使われます。
- 差し込む値は URL エンコードされません。結果が URL ではなく文章だからです。
- 置き換えても元の文章と同じになる場合は、候補に出ません。
パネルでの操作は他の候補と少し違います。
- ⌃+番号を押すと、選択範囲が置換後の全文に置き換わります。クリップボードに書き込んでから ⌘V を1回送る動きなので、テキストを選択したまま押してください。
- パネルのコピーボタンは、置換後の全文をクリップボードにコピーするだけです。クリックしただけで選択範囲が書き換わらないようにしてあります。ピン留め中は、ボタンも貼り付けになります。
議事録のチケット番号をまとめて URL にする
総置換そのものに設定はありません。上の Jira のルールが有効なら、そのまま使えます。
- 用意するもの
- URLを開くのルールを1つ。マッチ条件
[A-Z]{2,10}-\d+、開く URLhttps://your-domain.atlassian.net/browse/$0 - 総置換
- 有効のまま
「WT-1234 と WT-5678 を今週中に」という行を選択すると、両方が URL に置き換わった全文が候補に出ます。⌃+番号で、選択していた行がその全文に置き換わります。
画像を貼り付け
スクリーンショットを撮ったとき、またはブラウザなどで画像をコピーしたときに、サムネイル付きの候補を1つ出します。テキストには反応しません。
- 候補は最初からピン留めされています。esc やパネル外のクリックでは消えず、× か ⇧⌃+番号で閉じます。
- 候補を押すか ⌃+番号を押すと、今のカーソル位置に貼り付きます。別のものをコピーした後でも、候補が残っているかぎり貼り付けられます。
- ピン留めした画像の合計サイズには上限があります。超えるとそれ以上はピン留めされず、パネルにその旨が出ます。使い終わった画像は × で閉じてください。
- このルールの有効を切ると、クリップボードの画像を読み取らなくなります。画像を使わないなら切っておいて構いません。
設定画面では、このルールは「画像に反応するルール」の節に、画像のタグ付きで表示されます。